『さよなら僕のマンハッタン』【感想・レビュー】

2018年5月3日木曜日

外国語映画

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『さよなら僕のマンハッタン』【感想・レビュー】

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スタッフ

監督:マーク・ウェブ
製作総指揮:ジェフ・ブリッジス、マリ・ジョー・ウィンクラー=イオフレダ

キャスト

カラム・ターナー:トーマス・ウェブ
ジェフ・ブリッジス:W・F・ジェラルド
ケイト・ベッキンセール:ジョハンナ
ピアース・ブロスナン:イーサン・ウェブ
シンシア・ニクソン:ジュディス・ウェブ
カーシー・クレモンズ:ミミ・パストーリ

あらすじ

大学卒業を機にアッパー・ウエストサイドにある親元を離れ、ロウワー・イーストサイドで一人暮らしを始めたトーマスは、風変わりなアパートの隣人W.F.ジェラルドと出会い、彼から人生のアドバイスを受けることに。ある日、想いを寄せる古書店員のミミと行ったナイトクラブで、父と愛人ジョハンナの密会を目撃してしまう。W.F.の助言を受けながらジョハンナを父から引き離そうと躍起になるうちに、「あなたの全てを知っている」という謎めいた彼女の魅力に溺れていく。退屈な日々に舞い降りた二つの出会いが彼を予想もしていなかった自身と家族の物語に直面させることになる・・・。(公式HPより)

親子の物語

マーク・ウェブは、前作『gifted/ギフテッド』で、叔父と姪の心の交流を見事に描いていたが、本作では、前半恋愛にみせて、実は親子の物語を描いている。自身の脚本ではないので、偶然かもしれないが子供と扶養者の心を描く監督のポジションを得つつあるようにみえる。

若い青年の目線

主人公の青年の目線を描きつつ、実は、父、母の青年時代の想いも同時に描いている。希望と葛藤は、青年の頃から壮年となった両親まで繋がっている、そんな姿をみせる手法が素晴らしい。

作品全体として

街の描き方や物語の展開は、さすがのマーク・ウェブ監督だが、主人公に感情移入して物語を進んでいくと、途中で恋愛から別の物語へ移行してしまい、戸惑ってしまった。ジョハンナを軸にした展開でなく、別の選択肢もあったように感じてしまう作品。監督の描くマンハッタンの街を観たいと思う方には良いかも。

『さよなら僕のマンハッタン』公式サイト
http://www.longride.jp/olb-movie/

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