(C) Medusa Film, Lotus Productions, Leone Film Group.
第12回 ローマ国際映画祭クロージング作品
イタリア映画祭2018にて、『ザ・プレイス』として上映
スタッフ staff
監督:パオロ・ジェノヴェーゼ Paolo Genovese出演 Cast
ヴァレリオ・マスタンドレア Valerio Mastandrea:L'uomoアルバ・ロルヴァケル Alba Rohrwacher:Suor Chiara
マルコ・ジャッリーニ Marco Giallini:Ettore
サブリナ・フェリッリ Sabrina Ferilli:Angela
あらすじ
カフェ「ザ・プレイス」には毎日ずっと居続ける謎の男がいる。たえず訪問者がいて、彼らは自身の願いを男に訴え、男はそれを叶える条件としてそれぞれに特異な任務を与える。はたして、彼らは任務を遂行できるのだろうか? 男が任務を与える理由とは?(イタリア映画祭 2018公式HPより)
それぞれの物語
パオロ監督が得意とするといってよいか、群像劇として、複数の登場人物の物語が同じ時間軸で交差する。謎の人物を中心として、それぞれの物語が進行していくのだが、この手法は、他の監督作品やドラマ等でもみられる手法なので、あまり目新しさを感じない。ただ、パオロ監督が小気味よくまとめているともいえよう。謎の人物の正体
物語の聞き手となる謎の人物の正体だが、物語の骨格がシンプルにできているため、ラストを迎える前に透けて見えてしまうのが、少し残念。ただ、週末の夜に気軽に観る映画としては、適当な伏線ともいえる。作品全体として
イタリアの俳優が多く出演する懐石料理のような作りだが、見慣れた感がするのが少し残念。よくできた定番映画という印象。感動を呼び起こすという意味では、日本映画の『ツナグ』のような展開の方がよかった。『イタリア国際映画祭』公式サイト
http://www.asahi.com/italia/2018/
『ザ・プレイス 運命の交差点』公式サイト
http://theplace-movie.com/
『The Place』IMDB
https://www.imdb.com/title/tt7063210/
0 件のコメント:
コメントを投稿