『ワンダー 君は太陽』Wonder【感想・レビュー】

2018年6月16日土曜日

review

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スタッフ staff

監督:スティーブン・チョボウスキー

出演 Cast

ジュリア・ロバーツ Julia Roberts:イザベル
ジェイコブ・トレンブレイ:オギー
イザベラ・ビドビッチ:ヴィア
オーウェン・ウィルソン:ネート
ノア・ジュプ:ジャック
マンディ・パティンキン:トゥシュマン先生
ダニエル・ローズ・ラッセル:ミランダ
ミリー・デイビス:サマー
ブライス・ガイザー:ジュリアン
エル・マッキノン:シャーロット
ダビード・ディグス:ブラウン先生
ナジ・ジーター:ジャスティン

あらすじ

宇宙飛行士のヘルメットでいつも顔を隠し、学校へ行かないでずっと自宅学習を続けてきたオギーだが、両親は息子を外の世界へ送り出そうと決意する。だが、5年生で入学した学校で、オギーはいじめや裏切りなど初めての困難と出会う。幾度もくじけそうになりながら、家族の愛を勇気に変えて立ち向かうオギー。やがて、頭の回転が速くユーモアに溢れたオギーの太陽のように輝く魅力に気付く生徒たちが現れ始める。そして様々な事件を乗り越えて迎えた修了式に、忘れられない1年を締めくくる最大の出来事が待ち受けていた─。(公式HPより)

誰しもが主人公

物語は、日本語版タイトルどおり、オギーが中心に展開するが、この作品のシナリオ・構成の素晴らしいのは、オギーの周りの登場人物に光を当てていること。姉のヴィアやその友人ミランダ、友人のジャックなど、実はそれぞれにも物語があり、葛藤があることを表現している。それは、観客も皆、ヒーローではないが、それぞれの物語があるのだから、そこを共感のきっかけにしている。

勧善懲悪のストーリー

主人公の周辺で起きることは、基本、観客の期待どおりに展開するため、心に嫌な闇が残ることはなく、晴れやかな気分になることができる。現実の抱える理不尽さを描くがために、どうしても心の底に残る作品が多い中、本作は、シンプルに昇華しているので、鑑賞後感が良い。

作品全体として

登場人物、特に子供たちの演技が良い分、なぜ、アカデミーでそのあたりが評価されなかったのかが不思議。原作がベストセラーということもあり、物語や構成は素晴らしく、完成度が高い。単純なお涙頂戴の作品ではなく、でも、泣くことができる素晴らしい作品。おススメ。

『ワンダー 君は太陽』公式サイト

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