『アニー・イン・ザ・ターミナル』Terminal【感想・レビュー】

2018年8月18日土曜日

外国語映画

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『アニー・イン・ザ・ターミナル』Terminal【感想・レビュー】

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スタッフ

監督:ヴォーン・ステイン

キャスト

マーゴット・ロビー:アニー
サイモン・ペッグ:ビル
デクスター・フレッチャー:ビンス
マックス・アイアンズ:アルフレッド
マイク・マイヤーズ:クリントン、Mr.フランクリン

あらすじ

ロンドンの地下鉄の終着駅のとある街、ダイナーで働く女には別の顔があった。妖しい謎の美女として街の裏側で起こる厄介ごとを密かに片付け始末する ダイナーにやってくる一見何の関係もない客たち。
実はアニーには目的があり、それは壮大な復讐劇のはじまりだった(公式HPより)

マーゴット・ロビーに注目

『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたことにより、さらに評価を高めたマーゴット・ロビーが同作のあとに出演した作品。日本では、その前に『死の谷間』が遅れて公開されているので、立て続けに3作が公開されていることとなった。本作では、殺し屋、ウェイトレス、ナース、ポールダンサーと、彼女のために製作されたと言わんばかりに七変化をみせている。

物語のリズム

アニーは、殺し屋たちや国語教師と駅構内のカフェで接触するのだが、シチュエーションが変化しないために、物語のリズムが停滞してしまっている。前年公開の伊映画『ザ・プレイス』なども同じようにひとつの店が起点となって物語が展開するが、会話劇だけだと飽きてしまうので、工夫が必要なのだが、そのあたりが本作品の弱点となってしまった。

色彩と光の演出

物語の設定や終盤に進むにつれて登場するアニーの登場するシチュエーションが、独特の色彩感覚で彩られていて、アニーの七変化と合わせて観ているだけで、楽しくなる。特に最終版にアニーの真実が明らかになる場面は、彼女の魅力と設定がかみ合って、印象的。彼女のファッションショーを観ているようだ。

作品全体として

設定が独特なために、大衆受けするのは難しいが、マーゴット・ロビーの魅力を存分に楽しみたい人にとっては、クセになるような作品。彼女がなぜこの作品を選択したのかは、わからないが、これぐらい演技の角度をみせてくれると、もっと彼女を追いかけたくなる。SF好きには、オススメの作品。

『アニー・イン・ザ・ターミナル』公式サイト
http://annieterminal.com/

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