『The Witch 魔女』The Witch:Part1 - The Subversion【感想・レビュー】

2018年11月11日日曜日

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『The Witch 魔女』メイン画像
(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
第39回青龍映画賞新人女優賞(キム・ダミ)
第55回大鐘賞新人女優賞(キム・ダミ)
第27回釜日映画賞新人女優賞(キム・ダミ)

スタッフ staff

監督・脚本・製作:パク・フンジョン Park Hoon-jung

出演 Cast

キム・ダミ Kim Da-mi:ジャユン Koo Ja Yoon
チョ・ミンス Min-soo Jo:ペク博士 Dr.Baek
パク・ヒスン Hee-soon Park:ミスター チェ Mr.Choi
チェ・ウシク Choi Woo-sik:英語を話す「超人」 Male English-Speaking Witch

あらすじ

ある特殊な施設で育ったジャユン。8歳のときに逃げ出し、記憶を失ったジャユンは助けてくれた酪農家の娘として暮らす。そして、10数年の歳月が過ぎ、ジャユンは頭に異変を感じるようになる。手術費用と経済状況が厳しい養父母のため賞金が出るオーディションを受けることを決意。しかし、テレビ番組で、あるマジックを披露したことで謎の男たちから追われることになる…! (のむコレ2018公式HPより)

『The Witch 魔女』場面写真
(C)2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

リアル魔女が彗星のごとくあらわる

主人公のジュユンを演じるキム・ダミは、この作品の公開オーディションで約1500倍の倍率の中から選ばれた新人。ただ、すでにその演技・アクションは、観衆の目を惹きつけるだけの十分すぎるものがあり、映画タイトルのように魔女のような活躍が期待される。

構成のうまさ

この作品の予告編だけでは、本作の「魔女」たる内容は明かされず、物語の山場を迎えるまで観客は、いつ「魔女」たるヒロインが現れるのか、を期待して待つことになる。このクライマックスまでの尺や伏線の構成がうまく設定されていて、その「引き」の尺が最大値になったタイミングで、魔女の活躍が観客の目を惹く。そして、そのアクションが、「光景」が素晴らしさのため、爽快感が大きい。

韓国の女性アクション映画

女性主人公のアクション映画といえば『悪女』が日本公開されて、そんなに期間を置かず、本作品の公開となった。これは、韓国映画界の流行なのだろうか。アジアのアクション映画といえば、香港映画のイメージがあり、10年ほど遡るとアイドル女優達のアクション映画が多く製作されていた。そういう意味では、韓国にその波が来ているのかもしれない。

作品全体として

アクションの爽快感としては、『悪女』を凌ぐものがあり、ヒロイン:ジュユンの活躍をもっと観たいと思わせてくれる作品だった。それもそのはずで、日本版タイトルは『The Witch 魔女』だが、グローバル版では『The Witch:Part1 - The Subversion』となっていて、これが長い物語の序章であることがわかる。早く次回作が観たい作品。おススメ。


シネマート新宿&シネマート心斎橋で開催「のむコレ2018」上映作品
のむコレ2018公式サイト
http://www.cinemart.co.jp/dc/o/nomucolle2018.html

『The Witch 魔女』The Witch:Part1 - The Subversion(IMDB)
https://www.imdb.com/title/tt8574252/

(Life with movies 編集部:藤井幹也

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