『アリータ:バトル・エンジェル』Alita: Battle Angel【感想・レビュー】
スタッフ
監督:ロバート・ロドリゲス製作・脚本:ジェームズ・キャメロン
製作:ジョン・ランドー
原作:木城ゆきと
キャスト
ローサ・サラザール:アリータクリストフ・ワルツ:イド
ジェニファー・コネリー:チレン
マハーシャラ・アリ:ベクター
キーアン・ジョンソン:ヒューゴ
エド・スクレイン:ザパン:
ジャッキー・アール・ヘイリー:グリュシュカ
あらすじ
天空に浮かぶユートピア都市“ザレム”と、ザレムから排出された廃棄物が堆積して山をなす荒廃したくず鉄町“アイアンシティ”。大戦後の未来は、“支配する者”と“支配される者”の2つの世界に分断されていた。“アイアンシティ”に暮らすサイバー医師のイドは、くず鉄の山から少女の頭部を発見し拾い上げる。彼女はなんと300年前のサイボーグだった。奇跡的に脳は生きていたものの、長い休眠状態により過去の記憶を失っていた。イドによって新しい機械の身体を手に入れたそのサイボーグの少女は、アリータと名付けられ、イドの元で大切に育てられる。ある日、アリータは襲ってきた敵からイドを守るために戦った際、自分の中にコントロールできないほどの戦闘能力が備わっていることに気づいてしまう。実は彼女は、300年前大戦中に失われたテクノロジーで作られた“最強兵器”だったのだ。果たしてアリータと分断された世界の過去に隠された秘密とは……。人々の温かさに触れ、感情が芽生えた心を持ったサイボーグの少女アリータは、自分の命の意味を見つけるため、そして大切な人たちを守るため、二つに分断された世界の秩序に立ち向かう。(公式HPより)
映画とか演技とか
映画を評価する映画賞と呼ばれるものには、主演男優賞とかアニメーション部門とか定義が存在するが、この『アリータ:バトル・エンジェル』で表現されている映像やヒロイン:アリータの姿は、そんな小さな箱には、収まらない。その圧倒的な映像は、ローサ・サラザールがパフォーマンス・キャプチャーをつけて演じたデータに、CGやVFX等の最新技術を使い、原作のイメージに近いアリータ像に仕上げられている。これは、女優でもなく、アニメーションでもないものだ。ただ、最高の映像表現であることは、観ればわかる。こだわりのジェームス・キャメロン
この作品には、すでに『タイタニック』や『アバター』で世界的な大成功を収めているキャメロン監督だけに、技術開発やCG製作に最高の環境を用意して挑んでいる。その映像は、今まで観たことのないボーダーレスなもので、自分が何を観ているのか、アニメーションでもゲームでも実写でもない、何かとなっている。アリータの表情に注目
ヒロイン:アリータは、ローサ・サラザールの演技をベースに作られているというものの、原型を止めていない。注目は、表情の変化と質感。目元は原作に近づけるために大きな瞳に作り替えられているが、鼻先から口元にいたる細部が精密に描かれていて、自然すぎるリアルさが圧巻。その部分を観ているだけで、楽しくなってしまう。作品全体として
『アバター』以来久しぶりに体験したジェームズ・キャメロンチームの作品は、他の作品とは一線を画している。あの作品より素晴らしいという相対的な表現では、追いつかないものとなっている。この作品は、テーマを含め、大人から子供まで、全世界で楽しむことができ、また、衝撃を受けることができる。また、この作品はIMAXで体験できるように準備もされているので、2D、3D含め、いろいろ注目しながら楽しむことができる。ここ10年のうちで最高のSF作品であることは確実だが、そんなのことはどうでもよく、だた、この作品を体験して欲しい。おススメ作品。『アリータ:バトル・エンジェル』公式サイト
http://www.foxmovies-jp.com/alitabattleangel/
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