おすすめ映画 2020年 上半期 ベスト

2020年7月1日水曜日

ベスト リスト

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 2020年1月から6月までの間に、編集部が劇場で鑑賞した作品の中で、おすすめ作品をご紹介します。鑑賞数は97本。映画祭等での上映「トーキョーノーザンライツフェスティバル2020」「大阪アジアン映画祭」を含みますので、今後、全国配給されるもの、今後日本公開が未定の作品も含みます。

『無垢なる証人』

公開日:2020年1月24日
キャスト:チョン・ウソン、キム・ヒャンギ


同年の韓国内映画賞を『パラサイト 半地下の家族』と二分する勢いで受賞した傑作。特に自閉症の少女を演じたキム・ヒャンギの演技は、圧巻。物語後半で展開される法廷シーンは、緊張感に溢れた圧巻の演出で、かつ衝撃的な展開が待っている。

『少年の君』Better Days

公開日:2020年3月14日(大阪アジアン映画祭)
キャスト:チョウ・ドンユィ、イー・ヤンチェンシー


第39回 香港電影金像獎 作品、監督、脚本、主演女優、新人ほか最多8部門受賞
第15回 大阪アジアン映画祭 コンペティション部門

中国国内で深刻化する「いじめ問題」を正面に据えた、社会派物語。若くしてすでに円熟したといってもいいぐらいの抜群の演技力をみせる チョウ・ドンユィ が思春期の主人公の揺れ動く心のありようを繊細に演じている。また、境遇の異なる少年と重ねることで見える、格差社会や普遍的な孤独感などを、デレク・ツァン監督が描き出す。

詳細・レビュー
https://www.lifewithmovies.com/2020/03/better-days.html

『エクストリーム・ジョブ』

公開日:2020年1月3日
キャスト:リュ・スンリョン、イ・ハニ、チン・ソンギュ、イ・ドンフィ


麻薬捜査班が、張り込みに利用していたフライドチキン店を経営することになるところから始まる痛快コメディ。近年、邦画、洋画問わず、コメディの傑作が少ない中、最高に笑えるエンターテイメント作品。観たあとには、チキンが食べたくなります。

『コロンバス』

公開日:2020年3月28日
キャスト:ジョン・チョー、ヘイリー・ルー・リチャードソン


第13回大阪アジアン映画祭 コンペティション部門。インディアナ州コロンバスが舞台。街に点在するモダニズム建築の建物を背景に展開する家族との関係に悩む二人の物語。特に注目は、映像美。主人公たちの背景に映り込む建物が自然でかつ、圧倒的な美しさ。とても静かな作品ですが、スクリーンに引き込まれていきます。

詳細・レビュー
https://www.lifewithmovies.com/2020/03/columbus.html

『悲しみより、もっと悲しい物語』

公開日:2020年5月23日
キャスト:リウ・イーハオ、アイビー・チェン


韓国映画の台湾版リメイク。しかしながら、ただのリメイクというわけではなく、韓国版の脚本をうまく台湾映画としてアレンジされ、洗練された恋愛映画。韓国版の物語を観て、知っていて、なお泣ける、何度も泣けるのは、その作品の持つ力だろう。もし、ありきたりの「不治の病」ものだとスルーしている方は、騙されて、観ることをおすすめします。

詳細・レビュー
https://www.lifewithmovies.com/2020/05/more-than-blue.html

『恋恋豆花』

公開日:2020年3月28日
キャスト:モトーラ世理奈、大島葉子


2020年前半、最も注目する演技をみせたモトーラ世理奈。『風の電話』も傑作だったが、編集部のおすすめは、こちら。彼女の不思議な魅力を今関あきよし監督に演出で、存分に引き出され、どこまでが彼女のドキュメントなのか、フィクションなのか、そのボーダーライン上で魅せる彼女の表情を観ているだけで、エンドロールまでたどり着く秀作。

『ウィッチクラフト 黒魔術の追跡者』

公開日:2020年2月15日
キャスト:エリカ・リバス、レティシア・プレディス、パブロ・ラゴ


「未体験ゾーン2020」の企画上映作品として公開されたアルゼンチン映画。編集部おススメのマニア枠。祖母、母、娘と継承している黒魔術を使う“現代の”魔女のお話。事件に巻き込まれた娘を助けるため、母親が悪と戦う物語だが、その手段がすべて黒魔術という設定が面白い。

『CURED キュアード』

公開日:2020年5月30日
キャスト:エレン・ペイジ、サム・キーリー、ム・ボーン=ローラー


この作品は、ジャンル映画としてのゾンビ映画としては異彩を放つものになっている。この作品においての「ゾンビ化」は入り口でしかなく、ゾンビではなくなった先にあるものを描いているので、ある意味、ゾンビ映画ではないのかもしれない。

詳細・レビュー
https://www.lifewithmovies.com/2020/03/Cured.html


2020年上半期作品 編集部が劇場で鑑賞した97本

『カツベン!』『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』『家族を想うとき』『エクストリーム・ジョブ』『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』『カイジ ファイナルゲーム』『ティーンスピリット』『ある女優の不在』『聖女/Mad Sister』『マザーレス・ブルックリン』『フォードvsフェラーリ』『マニカルニカ ジャーンシーの女王』『ナイト・オブ・シャドー 魔法拳』『リチャード・ジュエル』『記憶屋 あなたを忘れない』『ラストレター』『mellow』『コンプリシティ 優しい共犯』『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』『無垢なる証人』『ロマンスドール』『シグナル100』『風の電話』『AI崩壊』『サヨナラまでの30分』『ザ・コミューン』『私の知らないわたしの素顔』『スキンウォーカー』『ストレイ 悲しみの化身』『陰謀のデンマーク』『同窓会~アンナの場合~』『X&Y』『ホワイト、ホワイト、デイ』『ヲタクに恋は難しい』『クイーン・オブ・ハーツ』『ドミノ 復讐の咆哮』『影裏』『ウィッチクラフト 黒魔術の追跡者』『トレジャー・オブ・ムージン 天空城の秘宝』『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』『ACCA13区監察課 Regards』『スキャンダル』『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』『Red』『ファンシー』『スウィング・キッズ』『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』『ジョジョ・ラビット』『プレーム兄貴、王になる』『ミッドサマー』『ゴールデン・ジョブ』『PMC ザ・バンカー』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『初恋』『スケアリーストーリーズ 怖い本』『Fukushima 50』『ジュディ 虹の彼方に』『ローマをさまよう』『散った後』『仮面病棟』『少年の君』『踊ってミタ』『日光之下』『ギャングとオスカー、そして生ける屍』『堕落花』『レ・ミゼラブル』『人間の時間』『無敵のドラゴン』『キング』『一度死んでみた』『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』『弥生、三月-君を愛した30年-』『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』『恋恋豆花』『コロンバス』『幼い依頼人』『サーホー』『悲しみより、もっと悲しい物語』『淪落の人』『CURED キュアード』『ナイチンゲール』『在りし日の歌』『暗数殺人』『未成年』『ANNA アナ』『ルース・エドガー』『デッド・ドント・ダイ』日『コリーニ事件』『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』『ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷』『水曜日が消えた』『その手に触れるまで』『ラブ・アゲイン 2度目のプロポーズ』『色男ホ・セク』『悪の偶像』『ワイルド・ローズ』『馬三家からの手紙』『ドヴラートフ レニングラードの作家たち』

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